「長官銃撃はオウムのテロ」警視庁が異例の発表(読売新聞)

 1995年3月に国松孝次・警察庁長官(当時)が銃撃された事件は30日、殺人未遂容疑の公訴時効(15年)が成立した。

 捜査にあたった警視庁公安部の青木五郎部長は同日朝、記者会見に臨み、「事件はオウム真理教信者による組織的なテロと認めた」と述べて、時効が成立した事件としては異例の「所見」を発表した。

 所見をあえて公表した理由について、青木部長は「教団は今も危険性が認められ、公益性があると判断した」と説明したが、教団の関与を裏付ける新たな証拠や供述が示されることはなかった。

 「本日午前0時をもって、時効に至りました」

 この日午前9時に始まった会見の冒頭、青木部長は「警察トップへの卑劣なテロについて、時効を迎えたことは誠に残念」と沈痛な表情で深々と頭を下げたが、「(防犯カメラが整備された)今日の社会だったら犯人の痕跡を多くとらえられたはず」と、恨み節を漏らす場面もあった。

 会見で報道陣に配布された「捜査結果概要」(14ページ)には、〈1〉教団の信者だった警視庁の元巡査長(44)のコートや手袋などから火薬成分が検出された〈2〉現場近くで見つかった硬貨に付着した皮脂が元信者のミトコンドリアDNAと一致した――など、教団信者の関与をうかがわせる物証が列挙されていた。

 さらに事件は、教祖だった松本智津夫死刑囚(55)の「意思の下」で「信者のグループにより敢行された計画的、組織的テロだ」と指摘。04年7月に逮捕した後、不起訴になった元巡査長についても「事件にかかわった疑いは極めて濃厚」とした。

 これに対し、報道陣からは「教団を一方的に犯人視していないか」といった質問が相次いだが、青木部長は「国民の生命を守るため必要と判断した」と述べた。

 この事件を巡っては、01年10月の大阪市での現金輸送車襲撃事件などで無期懲役刑が確定した男(79)が犯行をほのめかしているが、青木部長は「供述内容に犯行状況と一致しない点が多数認められ、実行犯でないと判断した」と捜査終了を明言した。

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